この日、安倍晋三元首相が銃撃され、命を落とした。その場で取り押さえられ、逮捕されたのは山上徹也容疑者。 犯行の背景にあったのは、旧統一教会への恨み。事件後、山上容疑者の壮絶な生い立ちが明らかになっていった。 「山上容疑者の父親は、彼が4歳のときに自殺します。兄は小児がんを患い、片目を失明。不幸が重なり、疲弊した母親は旧統一教会に入信します。1億円にのぼる献金を重ね、自宅も売却。生活は困窮し、’02年に自己破産するのです」(全国紙社会部記者) 山上容疑者は経済的な問題で大学への進学を断念し、海上自衛隊に入隊する。 「貧しい実家の家族に、死亡保険金を遺そうと、山上容疑者は’05年に自殺未遂を図ったこともあった。これにより自衛隊を除隊。職を転々とします。そんな中、’15年には兄が自殺します。山上容疑者は“なんで死んだんだ”と涙を流していたそうです」(同・全国紙社会部記者) https://new