30代を迎えるあたりから、首周りに小さなイボができることがある。 最初は1〜2個だったイボが、いつの間にか多発している場合も……。 特に痛みやかゆみはなくとも、指でつまめるほど飛び出したイボは人目につきやすく、男性はワイシャツの襟、女性はハイネックやアクセサリーで擦れて、不快に感じることもあるようだ。 一般的に“首イボ”と呼ばれているが、首以外にも、脇の下、胸、脇腹、鼠径部(そけいぶ)など、皮膚の薄い場所にできやすいのが特徴。 イボは皮膚の線維や脂肪から成り立っている。 医学的には、イボの大きさによって名称が変わり、2〜3mmで多発しやすいものを“アクロコルドン”または“スキンタッグ”と呼ぶ。 単発でやや大きなもの(直径約1cm)は“軟性線維腫”。 軟性線維腫が更に大きくなり、皮膚面から垂れ下がるようになったものは“懸垂性線維腫”と呼ばれている。 このようなイボは良性の腫瘍で、感染の心配は