第59期王将戦リーグ(毎日新聞社、スポーツニッポン新聞社主催)の最終3局が7日、東京・将棋会館で行われ、久保利明棋王(34)が5勝1敗の成績で羽生善治王将(39)への挑戦権を獲得した。七番勝負の第1局は来年1月15、16の両日、徳島県鳴門市の大塚国際美術館で行われる。 久保は森内俊之九段(39)を降し、2期ぶり2回目の王将挑戦を決めた。4勝2敗の佐藤康光九段(40)、3勝3敗の深浦康市王位(37)と森内はリーグに残留。2勝4敗の渡辺明竜王(25)、三浦弘行八段(35)、豊島将之五段(19)は陥落となった。 久保は01年の棋王戦と王座戦、07年の王座戦、08年の王将戦で、いずれも羽生に挑戦して敗退。だが、09年の棋王戦で佐藤を破り、初タイトルを獲得した。羽生は名人、王将、棋聖、王座の4冠。王将獲得は通算12期で05年から5連覇している。【山村英樹】 ◇楽しんで指したい 久保棋王の話 今期のリ