セキュリティー・チップは正式にはTPM (Trusted Platform Module)と呼ばれています。 このTPMとはセキュリティーやプライバシーを実現するための基本機能のみを提供するもので、TCG (Trusted Computing Group)の仕様書に定義されています。 おのおののコンピュータに搭載されたTPMは、別のコンピュータに移行することはできません。また、TPMをはずすとコンピュータは起動することはできません。 つまり、このTPMがそのコンピュータをそのコンピュータであることを示す証になるわけです。 この基本概念がコンピュータ環境を安全に、そして信頼できる環境にするのです。