「加計学園」が計画している獣医学部の新設をめぐり、「官邸の最高レベルが言っていること」などと記された一連の文書について、高松市の男性が「文部科学省が不正に文書を隠している」として公用文書毀棄の疑いで刑事告発しました。東京地方検察庁は今後、詳しい事実関係について確認を進めるものと見られます。 一方、文部科学省の前川喜平前事務次官は「文書は確実に存在した」と証言しているほか、NHKの取材で、「官邸の最高レベルが言っていること」と記された文書は、今も省内の個人のパソコンの中などに保管されていることがわかっています。 これについて、高松市の男性が「文部科学省の職員が文書が存在していることを不適切だと考え、不正に隠している」などとして、公用文書を廃棄したり隠したりすることを禁じた公用文書毀棄の疑いで告発状を東京地方検察庁に送りました。東京地検は今後、詳しい事実関係について確認を進めるものと見られます