客がクレジットカードで購入した天然石の代金の払い戻しを装って現金を貸し付け、違法な利息を受け取ったとして、警視庁生活経済課は23日までに、出資法違反(高金利)の疑いで、会社役員の男ら4人を逮捕した。「カード現金化」という手口で、2016年以降、全国の約3万人に約106億円を貸し付け、約26億円の利益を不当に得たとみている。 警視庁によると、4人は東京都渋谷区の広告会社「index」(閉鎖)の社長だった酒井健容疑者(43)=埼玉県川口市=ら。他の3人も同社社員や関係会社の社員だった。酒井容疑者は容疑を認めており、3人は否認や黙秘している。