バーベキュー中に自衛隊員をたき火に投げ込んでやけどを負わせたなどとして、陸上自衛隊高知駐屯地(高知県香南市)は6日、第50普通科連隊所属の男性隊員4人を同日付で懲戒処分にしたと発表した。けがをさせた後には口裏合わせもしていたといい、30代の3等陸尉を停職4カ月、26歳の3等陸曹を停職60日、31歳の3等陸曹を戒告などとした。停職処分の2人は7日付で依願退職するという。 発表によると、3等陸尉は昨年10月18日、部下6人を招いて香南市の自宅でバーベキューをした際、酔って寝込んでいた20代の男性陸士長を驚かせようと、26歳の3等陸曹に指示をして一緒にたき火に投げ込んで負傷させた。たき火の炎は消えていたというが、男性は全治約2週間のけが。31歳の3等陸曹は現場で様子を見ていながら、停職処分を受けた2人の指示で「バランスを崩して倒れた」などと調査に対し虚偽の証言をした…