音楽や映像などで後を絶たない「盗用」。それはマンガの世界も同じで、最近でも「マガジンドラゴン」(講談社)に掲載された「メガバカ」の作者・豪村中が盗用を認め、講談社は公式サイトで「お詫び」を掲載したほか、「週刊少年サンデー」(小学館)に連載中の「LOST+BRAIN」(原作:藪野続久、作画:大谷アキラ)にも盗用疑惑がかけられていたのだ。 こうした中で、またもやマンガの盗用疑惑が浮上した。今回、疑惑の対象となっているのは、2003年から「ビッグコミックオリジナル」(小学館)に連載されている「弁護士のくず」(井浦秀夫)。ベテラン漫画家による長期連載作品、しかも06年に豊川悦司主演でドラマ化されたほか、小学館漫画賞(一般向け部門)を受賞している人気マンガなので、なんとも驚きなのだ。 「弁護士のくず」は型破りな弁護士、九頭元人が破天荒な手段で依頼を解決していくというストーリーで、昨年12月からは会社