茨城新聞社(水戸市)は24日付朝刊で、難病を患い、高校球児らを応援する高校野球部元女子マネジャーの活動を取り上げた7月27日付の記事について、作り話が端緒になっていたとして訂正記事を掲載し、謝罪した。 中部地方の20歳代の女性が架空のマネジャーを演じていたといい、茨城県の社会人野球クラブが支援するなどの活動が全国に広がった。同紙の記者は、対面取材を断られたため無料通話アプリ「LINE(ライン)」を通じて取材していた。有識者はネット取材の危うさを指摘する。 茨城新聞社などによると、活動をブログで知った記者が画像付きの電話での取材を申し込んだ。病状悪化を理由に断られ、ラインを通じて取材した。 9月頃にマネジャーが死亡したとする情報がネット上に流れ、さらに郵送物の送付先が友人宅であるなど不審な情報もあったため、10月中旬、執筆した記者が関係先とみられる中部地方の住所を初めて訪問した。20歳代の女