徳島県警は県内全13署に、4月から地域課の警察官に制服を着たまま積極的にコンビニエンスストアを利用するよう通達を出した。 これまでも禁止する規則などはなかったが、「勤務を抜け出している」などと誤解されることを避け、上着を羽織るのが一般的だったという。万引きや強盗などの犯罪抑止が狙い。 県警地域課によると、同様の動きは全国的に広まっており、2014年8月までに27都道府県警が制服姿でのコンビニ利用を認めており、県警でも「警察官がいると認識させることが犯罪の抑止にもつながる」との声があった。 対象は交番などで勤務する地域課の警察官で、購入できるのは飲食物や文房具に限定。購入時に店員らへ声をかけることも勧める。 徳島北、阿南、美馬各署では、3月から協力を得た管内約30店舗で試験的に実施。徳島北署管内の「サークルK松茂笹木野店」(松茂町)のオーナー、小島智枝さん(58)は「制服姿の警察官は犯罪を寄