「へい、らっしゃい!」とはさすがに言わないが-。元すし職人の若手警察官が福岡県香春町で奮闘している。田川署香春交番の小松達也巡査(29)。調理服を制服に着替えて1年半、「魚をさばくのではなく、悪人をさばく刑事を目指す」と意気込む。 熊本県天草市出身。同市の高校を卒業後、親戚がすし店を経営していたこともあり、すし職人を目指して福岡市の調理専門学校に入学。2年間通い、同市・中洲のすし店に就職した。初めの1年は包丁や魚には一切触れさせてもらえず、接客と皿洗いの毎日。「この時が一番つらかった」 店が繁華街にあったこともあり、店外ではよくもめ事が起きていた。天草にいた時にはめったに目にしなかったパトカーを見掛けるようになった。店に来ていた店主の知人の警察官から仕事の大変さややりがいを聞くうち、「人の命を守ることに直結した仕事がしたい」と思うようになった。 最初は反対していた店主も、熱意にほだされ、背
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