「重い」「厚い」といったトリプルガラスの弱点を克服する新技術が登場した。複層ガラスにエアロゲルを挟み込んだり、異分野の技術を転用して真空断熱ガラスを製造したり。省エネ住宅への関心が高まるなか、高断熱窓の市場を巡る戦いが激化しそうだ。 新築戸建て住宅での普及率が100%に近づいてきた複層ガラス。大開口窓が人気を集めるようになり、3枚のガラスで2層の中空層を確保して断熱性能をより高めたトリプルガラスも注目を浴びている。 ただし、トリプルガラスには価格のほかに「重い」「厚い」といった弱点がある。トリプルガラスに負けない断熱性能を確保しつつ弱点を克服し、世界で1兆円とされる高断熱窓市場に殴り込みをかける企業が現れた。
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