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ブックマーク / yuhka-uno-no-nikki.hatenadiary.jp (8)

  • モテないことでバカにされない社会が良いと思うわけ - yuhka-unoの日記

    20歳前後の頃だったかと思うけど、中村喜春という人のエッセイを読んだことがあった。この人は戦前に新橋で芸者をして、結婚して離婚し、戦後アメリカに渡り、アメリカがすっかり気に入って、留学生の世話などしながらアメリカで暮らしたという、なかなか面白い経歴の人だった。著者がこのを書いたのは、たぶん80歳を超えてからだったんじゃないかと思う。 ときめきが大事だと言い、おしゃれが好きで、地味な着物を着ることを嫌い、男性との付き合いもそれなりに沢山ありそうな人だと思うのだが、「人生当に悲しい別れは3度あった」と書かれていた。恋愛絡みの別れだった。 もうひとつ、これは男性が書いたエッセイで、その人は奥さん公認で他の女性とデートをする人なんだけど、「もし病気になって死が近いということになったら、女房の他に会いに行きたい女性は二人いる」という。 私はこれらのを読んで、「沢山お付き合いしてそうな人でも、

    モテないことでバカにされない社会が良いと思うわけ - yuhka-unoの日記
  • 相手のための気遣いと、自分が嫌われないための気遣い - yuhka-unoの日記

    毎日放送関西ローカルのお昼の時間帯に、「ちちんぷいぷい」という情報番組がある。良い意味でのゆるい雰囲気が持ち味で、私はけっこうこの番組が好きで見ている。 その「ちちんぷいぷい」の中に、大吉洋平という若手アナウンサーが、京都の様々な老舗で、一週間(五日間)修行をするというコーナーがある。前回が旅館で、前々回が和菓子屋だった。 和菓子屋での修行の回、従業員たちが新しい和菓子の案を出す時に、大吉アナは、「故郷を離れて働く子供が、親元を離れて初めて親のありがたみがわかって、親に感謝して贈るための和菓子」を提案したところ、和菓子屋の女将さんに、「悪いけど、お利口さん」と評されてしまう。一方、他の従業員は「焼肉を模した和菓子で、名前が『叙々苑』」を提案する。女将さん曰く、こっちのほうが面白い、と。その後、大吉アナは、ポッキーを木の枝に見立てた和菓子を作り、自分の殻を破ることができた。 次に行った旅館の

    相手のための気遣いと、自分が嫌われないための気遣い - yuhka-unoの日記
  • 家事能力とアダルトチルドレン―妻は夫に家事を教えて当たり前ではない - yuhka-unoの日記

    ―― 一方、共働き家庭では、家事ができない夫に対してが家事を教えてあげるのは当たり前ですよね。だからのダメ出しを、ことさら問題視する必要はないのではありませんか。 田中:ですが、「女性が当たり前にやっていることなのに、どうして男性はできないの…」という意識でダメ出しするだけなら、そこでおしまいになってしまいます。例えば仕事では、新人に「そんなこともできないの!」と叱ったら、言われた新人は萎縮してしまいますよね。 夫が家事ができなくても、きつい言い方や上から目線での話ではなく、褒めてあげつつ、優しく仕事を教えるつもりで接するほうが良いと思います。男性が喜ぶ「さしすせそ」はご存じですか。 ―― 知りません…。 田中:「さ」は「さすが」、「し」は「知らなかった、そんなやり方があるんだ」、「す」は「すごい」、「せ」は「先輩だから」、「そ」は「そうなんですか」。男女平等という観点からはどうかと思

    家事能力とアダルトチルドレン―妻は夫に家事を教えて当たり前ではない - yuhka-unoの日記
  • 残念な女性向け商品が作られてしまう「ダサピンク現象」について - yuhka-unoの日記

    最近、Twitterで「ダサピンク現象」という言葉がちょっと広まって、(一応)名付け親である私としては嬉しいのだけれど、誤解している人も多そうなので、この辺りでエントリを書いてまとめておこうと思う。 「ダサピンク現象」は元々この辺りの話から始まった。 「ピンク=女性向け」? - Togetterまとめ ここでは、「女性向け」ということでデザイナー職の女性たちが考えたデザインを、上層部のおっさんが「女性ならピンクだろ」と言ってダサいデザインに差し替えてしまうことや、実際に街を歩いている女性の服装のうち、ピンクの割合はどれくらいだと思ってるんだとか、一口にピンクと言っても色々なピンクがあり、おっさんが思う女性向けピンクと、実際に女性から好まれるピンクは違うとか、そういう話が展開されている。 それを受けて、私はこういうTweetをした。 なぜ出来が残念な結果になるのかというと、「女性ってピンクが

    残念な女性向け商品が作られてしまう「ダサピンク現象」について - yuhka-unoの日記
    thesecret3
    thesecret3 2014/11/24
    今、本屋で女性誌の棚が目に入る位置にいるけど、25ans、PERK、FUDGE・・半分ぐらいの雑誌のタイトルがピンクだよ。
  • 「若者には金が無い」ということが、世間一般的には決して「常識」ではないという現実 - yuhka-unoの日記

    NHKスペシャル「仕事と子育て 女のサバイバル 2013」という番組の中で、宇野常寛氏が「核家族でこどもを育てるなんて無理ゲー。超裏ワザとか使わないと攻略不可能。それを今まで専業主婦っていうどうみてもジェンダー的にだめでしょってものを導入してなし崩し的にやってきた」と発言していて、「そうそう!」と思った。 よく少子化の原因について、「女性の社会進出が進んで、選択肢が増えたから」という言い方がなされることが多いけど、それはちょっとどうなんだと思う。実際は、「今まで専業主婦っていうどうみてもジェンダー的にだめでしょってものを導入してなし崩し的にやってきた」からなんだよね。 例えば、今までは奴隷制によって社会システムを維持してきたのが、それがうまくいかなくなったからって、「奴隷が解放されたことによって、社会の生産性が低下したんだ」と言うのは、それはあまりにも元奴隷層に対してデリカシーがないんじゃ

    「若者には金が無い」ということが、世間一般的には決して「常識」ではないという現実 - yuhka-unoの日記
  • 無意識に理想が高い人 - yuhka-unoの日記

    死にたくなるぐらいなら何々しろと言う人々へ。 上の増田のエントリとそのブコメを読んで、色々思ったこと。 私は、病や精神破綻を起こしやすい人は、無意識に理想が高い傾向があると思う。もう少し正確に書くと、人の認識している「普通レベル」が、実は一般的にはかなり高レベルで、その高レベルなことをしなければならないと思い込んでいるということだ。 だから、我侭というわけではなく、むしろその逆で、人は頑張りすぎるほど頑張っているのだが、人の認識では、自分は「普通レベル」に達することのできないダメ人間なんだと思い込んでいる。(ただし、その高い「普通レベル」を他人に押し付けると、他人をスポイルすることになり、我侭になってしまうが。) 私の場合は、気遣いと生真面目さについて、無意識に理想が高かった。『他人に対して気を遣って丁寧に接する母と、それができない私の話』で書いたように、家の外の人に対して気を遣い

    無意識に理想が高い人 - yuhka-unoの日記
  • 若者は何も言わず、ただ去るのみ - yuhka-unoの日記

    『格差と若者の非活動性について (内田樹の研究室)』を受けて書いた前回記事『いち若者の立場から、若者が何も主張しない理由を主張してみる』に、「全くもってその通り」と思う意見を頂いたので、こちらをご紹介しつつ、今回の記事を書こうと思う。 @niger112 (^_-)-☆ 機能不全家庭の子供側の一つの解決策に「同じ土俵に立たない」があると思う。表面上だけ取り繕って影で脱出する準備をする。そうすると、親側からは何も主張がないように見える http://twitter.com/#!/niger112/status/127301646148579328 @niger112 (^_-)-☆ 例えば、高校までは我慢して県外の大学に行くことで家庭の問題を放置したままで自分の状況を改善できる。機能不全社会なら海外就職すれば日社会の問題は放置できる。どうして親側の人は、いつまでも自分と同じ土俵に立ってくれ

    若者は何も言わず、ただ去るのみ - yuhka-unoの日記
  • 頭が良い人になるには、「頭が良い人だと思われたい」という願望を捨てること - yuhka-unoの日記

    「頭が良い人だと思われたい」という願望を強固に持った人ほど、頭の良さから遠ざかってしまうのではないかと思う。「良い親だと思われたい」という願望を強固に持った親ほど、良い親から遠ざかってしまうように。 なぜなら、こういう人は「論理的=格好良い・感情的=格好悪い」という価値観に取り付かれやすく、自分の感情的な面を認められなくなるからだ。「良い親だと思われたい」人ほど、自分の悪い面を認められなくなるように。 「頭が良い人だと思われたい」という願望は、れっきとした感情なのだ。しかし、「論理的=格好良い・感情的=格好悪い」という価値観に取り付かれた人は、この感情を自覚できなくなる。自分の感情的な面はなかったことになり、理屈の下にある自分の感情を掘り起こすより、辻褄を合わせるために正当化の屁理屈ばかりが上手くなってしまう。 「論理的=格好良い・感情的=格好悪い」という価値観に取り付かれた人は、自分の感

    頭が良い人になるには、「頭が良い人だと思われたい」という願望を捨てること - yuhka-unoの日記
    thesecret3
    thesecret3 2011/07/21
    その見た目を取り繕う感情のことを「具体的な目標に対する努力」と呼ぶわけでして。キレイな人はキレイになりたいとか思ってない、とか置き換えられるけど、そんなことなくてある程度は作り上げてるものです。
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