中学生になり、やや肥満気味になってきた娘に運動させようという親の意向から、私は運動部に入った。毎日の練習に土日の練習、朝練、自由時間がなくなりかつ全く興味のない活動、人間関係のトラブルの結果、ストレスで余計太った。 一年生のときの練習はまさにナンセンスの極みだった。素振りと球拾いとマラソンしかしていない。それも元ド素人の上級生がふわっと言ったことを信じてワッセワッセ一時間二時間する。顧問は稀に来てすぐ帰っていた。時間の無駄である。 当時は上級生の言うことは絶対である!という価値観の元、他の同級生も従っていたのでそういうものなのだろうと私も大人しく従っていた。スポーツのことはよくわからないからね。だが、だんだんと上級生の言うことがおかしくなってきた。髪型は肩まで、廊下であったら隅によってからお辞儀せねばならない、礼儀作法がどうのこうの。え…小学生の頃お前そんなんしてたん?一年早く生まれただけ