2008年に米国で登場したグルーポンというサービスをご存知の方も多いだろう。飲食店の割引クーポンなどをサイトに掲載、期間内に一定の購入者が集まれば落札される仕組みで、「共同購入型クーポンサービス」「タイムセールサイト」などと呼ばれている。ソーシャル・ネットワーキング・サービスの普及もあり、米国では同種のサービスが急拡大。一大ブームを巻き起こした。2010年頃からは、日本でもグルーポン系のサービスが相次いで登場し、一時は200社以上が参入する乱戦状態となった。 だが、そんな熱狂も今は昔。ブームはほどなく収束、事業者の淘汰や再編が続き、現在国内では、10社程度の有力事業者が残った。多くに、楽天やリクルート、ソフトバンクなど大手資本が入っているが、その中で独立系事業者として気をはいているのが、ベンチャー企業のルクサである。今年3月にジャフコから追加で5億円の資金調達を発表した同社の南壮一郎代表に