なに、これ、おもしろい! ドキュメンタリー映画「演劇1」「演劇2」の主人公(被写体)平田オリザは日本を代表する演劇人であり鳩山内閣時代の内閣官房参与として所信表明演説の草稿を執筆したメンバーのひとりでもある。 彼が率いる青年団の演劇活動の様子を稽古、本番、その他の事務的な活動、政治家を招いた懇親会などの宣伝活動、地方の劇場での活動、一般人を対象にしたワークショップなど様々な現場に密着している。 その中で「演じるとは何か?」を解きほぐしていくのだが、演じることが仕事の演劇人はどこか素でどこが演技なのかミステリアスな存在だ。 この映画の監督は世界的に活躍するドキュメンタリー作家・想田和弘。 彼は持ち前のユーモアを駆使して、この演技する人たちの姿をおもしろおかしく切り取っていく。 平田オリザという人物と彼の演劇活動がこんなにも笑えるものなのか、とグイグイ引き込まれ、気がつくと5時間42分があっと