俳優の寺島進(52)がNHK大河ドラマ「真田丸」(日曜後8・00)で、忍びの集団を統べる武将・出浦昌相(まさすけ)を演じている。従来はさして知名度が高くない武将だった出浦と自身の生き様とを重ね合わせ、役への愛着や手応えを語った。 出浦は主人公・真田信繁(堺雅人)の父・真田昌幸(草刈正雄)の腹心で、暗殺や裏工作など“汚れ仕事”もいとわぬ仕事人。常に眉間にしわを寄せ表情を崩さず、色気と殺気を漂わせている。 これまであまり脚光を浴びることがなかった人物だが、「僕と寺島君と2人で頑張って出浦を有名にさせよう」と脚本を務める三谷幸喜氏(55)から声をかけられたという。男の孤独感を帯びた寺島の演技によって、「かっこいい」「素敵なおじ様」などツイッター上での評判はうなぎ上り。今や「真田丸」に欠かせぬ人物となった。 「出浦は自分の役者人生に重なる部分があるというかね。自分も剣友会で斬られ役をやりなが