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ブックマーク / sportiva.shueisha.co.jp (7)

  • デストラーデ「野茂は人間だけど、イチローはエイリアンだね」

    デストラーデ インタビュー(後編) 久しぶりに来日を果たした元西武のオレステス・デストラーデ。前編では90年代の西武黄金時代についての話を中心に聞いたが、今回は日人メジャーリーガーを中心に、これからの日野球について熱く語ってもらった。 (前編から読む>) 2002年にイチローと久しぶりの再会を果たしたデストラーデ(写真右端) ―― デストラーデさんは90年から3年間、日でプレイし、93年にメジャーリーグに復帰しました。その数年前に、セシル・フィルダーやビル・ガリクソン、ウォーレン・クロマティが日球界を経て、メジャーリーグで活躍しました。日人にとって、日と大リーグとの距離が縮まった印象があります。 「私は、メジャーリーグと日の一軍との距離は遠くに感じていなかったよ。結局、日の選手やファンが、大リーグを精神的な部分(マインド)で遠いものと考えていただけじゃないかな。実際、アキ(

    デストラーデ「野茂は人間だけど、イチローはエイリアンだね」
  • 【WBC】冷淡なアメリカのメディア&ファンと、WBCのこれから

    「キャプテン・アメリカ」の称号を与えられるも、負傷のため戦線を離脱したデビッド・ライト 3月9日のフェニックス・ラウンド、負ければ一次予選で敗退という対イタリア戦。5回表に同点から満塁ホームランを打ったアメリカ代表チームのデビッド・ライト選手(ニューヨーク・メッツ)は、翌日になってメディアから「キャプテン・アメリカ」と呼ばれ始めた。 マイアミ・ラウンドにコマを進める中で好調を維持したライト選手は、12日のプエルトリコ戦でも5打点を上げ、アメリカの野球界では「公式に」この称号をライト選手に与えた格好となった。「顔の見えるリーダー」が活躍することでWBCのチームUSAは人気も上昇すると思われたのだ。 だが、このストーリーは最悪の結果を迎えることになる。その「キャプテン・アメリカ」は、14日には背中の痛みを訴えてドミニカ戦を欠場、そのまま戦線を離脱してしまったのである。翌日の15日にプエルトリコ

    【WBC】冷淡なアメリカのメディア&ファンと、WBCのこれから
  • 【プロ野球】吉井理人「斎藤佑樹は二軍に落とすべきではなかった」

    印象に残る試合として、今年4月20日に斎藤佑樹がプロ初完封を飾ったオリックス戦を挙げた吉井氏。奇しくもその日は、吉井氏の47回目の誕生日だった吉井理人インタビュー(1) 昨年まで絶対的エースだったダルビッシュ有が抜けたファイターズ投手陣だが、吉川光夫をはじめとした若手投手の台頭もあり、3年ぶりにパ・リーグ制覇を果たした。その投手陣を陰で支えていたのがピッチングコーチだった吉井理人だ。しかし、日シリーズのあと突然の退団が発表され、チームを去ることになった。退団の真相とは? 斎藤佑樹の不調の原因は何だったのか? 吉井氏に激動の1年を振り返ってもらった。 ―― 今シーズン、ダルビッシュ有が抜けましたがチームは見事パ・リーグを制覇しました。チーム防御率もリーグ2位の2.89をマーク。投手コーチとしてダルビッシュ不在をどのように受け止めていましたか。 「先発陣とブルペン陣のふたつのグループがあって

    【プロ野球】吉井理人「斎藤佑樹は二軍に落とすべきではなかった」
  • 【MLB】打率1割台でもスタメンになれるメジャーの評価基準

    福島良一●解説 analysis by Fukushima Yoshikazuphoto by Getty Images 決して派手なプレイに見えないのが、ブレンダン・ライアンのすごさだ 日人野手がメジャーに挑戦する場合、とかくバッティングばかりが取り沙汰されていますが、守備面について触れられることがあまりに少ないように思います。川崎宗則選手や西岡剛選手が守る内野だけでなく、青木宣親選手や福留孝介選手がポジションを競う外野でも、メジャーは守備に対して非常に厳しい評価基準を持っています。よって今回は、メジャーが考える『守備』についてスポットを当ててみたいと思います。 まず、守備の話で思い浮かべる選手といえば、『オズの魔法使い』ことオジー・スミスでしょう。セントルイス・カージナルスの名将ホワイティ・ハーゾグは守備力を強化するために、1982年、サンディエゴ・パドレスからオジーを獲得しました。

    【MLB】打率1割台でもスタメンになれるメジャーの評価基準
  • 【プロ野球】「殺気」に満ちていた社会人時代の攝津正のピッチング

    和田毅、杉内俊哉が抜けた今季、ソフトバンクのエースとして奮闘する攝津安倍昌彦の投魂受けて~第18回 攝津正(ソフトバンク) 引き受けてくれるかどうかは別として、「流しのブルペンキャッチャー」で受けておけばよかった、頼んでみればよかったと、今になって悔やんでいる投手が何人かいる。 昨年パ・リーグ新人王の西武・牧田和久投手(当時・日通運)がそうだし、阪神のセットアッパー左腕・榎田大樹(当時・東京ガス)もそのひとりだ。しかし、なんといっても悔しいのは、今やソフトバンクのエースにのし上がった攝津正投手(当時・JR東日東北)投手、その人である。 秋田経法大付高(現・明桜高)から社会人のJR東日東北に進み、4年目からはチームのエースとして5年間投げ続けた。その間に、おそらく10回は彼の投球を見ているだろう。妙な縁があって、都市対抗や日選手権だけでなく、静岡大会とか京都大会とか、小さな地方大会で

    【プロ野球】「殺気」に満ちていた社会人時代の攝津正のピッチング
  • 【プロ野球】落合監督と選手たちとの8年(5)『逆風~物言わぬ指揮官、沈黙のわけ』|集英社のスポーツ総合雑誌 スポルティーバ 公式サイト web Sportiva|Baseball

    「言葉が足りない」――今年9月、落合の今季限りでの退任が発表された。7年間で4度も優勝した監督がなぜ、事実上の解雇となったのか。その原因としてよく指摘されたのがこの部分だった。采配や、故障情報など内部情報をメディアや球団に説明することはほとんどない。それが内外からの批判につながったというのだ。 だが、落合はじつは雄弁家だ。今でも価値観を共有する野球人との話は夜を徹して続くことがある。言葉が足りないのではない。意図的に黙しているのだ。今シーズン、試合後の3秒会見が話題になった。「動けているから、いいんじゃないか」。日々、ひと言だけ残して去っていく。その理由をこう話していた。「オレがなんか言ったら言葉尻だけとらえられて、書かれる。だったら、何も言わない方がいいじゃないか。オレの言葉を理解するやつは何人かいるかもしれない。でも、理解しないやつの方が多いんだ。昔から散々、そういう目に遭ってきたから

  • 【プロ野球】開幕戦、プロ初完投勝利。斎藤佑樹が解いたひとつの封印

    開幕戦でプロ初完投を飾った斎藤佑樹 2年目に懸ける、彼の決意を感じた。 初めてとなる開幕戦のマウンドに立った斎藤佑樹は、ゆっくりと投球練習を始めた。もちろん、緊張感は十分に伝わってくる。ダルビッシュ有が抜けたファイターズにあって、3年連続で2ケタ勝利をマークしている武田勝を差し置き、去年、6勝6敗だった斎藤が開幕投手を務めるのだ。その重みは、いかに図太い斎藤といえども感じていただろう。 そんな斎藤の想いを推し量っていたら、ふと、あることに気づいて仰天した。 なんと、斎藤がプレートの三塁側を踏んで投げているではないか。 もちろん、投球練習だけではない。ライオンズの1番バッター、エステバン・ヘルマンに対する初球。138キロのストレートを投げ込む斎藤の足元を確認すると、確かに三塁側を踏んでいる。 これは、プロ2年目を迎えた斎藤が、いくつかの封印のうちのひとつを解いたことを意味していた。じつはこの

    【プロ野球】開幕戦、プロ初完投勝利。斎藤佑樹が解いたひとつの封印
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