昨シーズン、日本一こそ逃したものの、新・球界の盟主ソフトバンクを追い込んだ中日の落合博満前監督。現在は、解説者として講演にも引っ張りだこ。しかも、監督時代の不人気ぶりとは打って変わって毎回、満員御礼の大盛況だという。その最も大きな要因は、古巣への激烈な“ブッタ斬りトーク”。その一部始終を本誌が誌上再現する──。 「談志師匠ばりに言ってやる」 「今までは監督として勝つために黙り続けてきたけど、これからは談志師匠ばりに言いたいこと言ってやろうかと思います」 落合博満前中日監督(59)が怪気炎を吐きまくっている。昨年12月3日のリーグ優勝パレードを最後に浪人生活に入ったが、のんびりさせてくれるほど、世間が放っておくはずがない。現在は、日刊スポーツの評論家として活躍しているが、講演の依頼も殺到。1月13日に紀伊國屋ホールで開かれた著書「采配」(ダイヤモンド社)刊行記念の講演では、監督時代の寡黙なイ