4月1日に発表される新たな元号。はっきり言って、この国際化の時代には何の役にもたたない国内限定の暦をいまだに使おうという発想からして思考停止もいいところだが、一方、本サイトでも伝えてきたように、永田町では我が世の春を謳歌する安倍首相の「安」の字がねじ込まれるのではとの噂が絶えない。各メディアの予想アンケートでも、「安」の文字が入った新元号案が多数含まれている。 安倍首相の“独裁者気質の私物化野郎”ぶりを考えれば、それくらいやりかねないと多くの人に思われているのだろう。だが、元号をめぐっては、もうひとつ気がかりなことが残っている。それは、新元号が「日本の古書」から選ばれるとの可能性を、新聞や週刊誌がしきりに伝えていることだ。 たとえば朝日新聞は2月27日付で、政府が事前に複数の学者に元号の考案を委託する方針を固めたとともに〈日本古典など国書に由来する元号案も選択肢に、人選の最終調整をしており