弘前保健所管内の感染者増加と県外からの流入人口について説明する青森県感染症対策コーディネーターの萱場広之医師=青森市長島の県庁で2021年5月31日、江沢雄志撮影 5月に新型コロナウイルスに感染した青森県の弘前保健所管内の患者が前月比の約9倍にあたる309人に上ることが31日、県がこれまでに公表した集計で判明した。県は同日、同管内の感染者の増加と、4月下旬から同市で開催された弘前さくらまつりの関係について調査した結果を公表。祭りの実施により感染の機会が増加し、感染者数の増加や医療の逼迫(ひっぱく)につながったと考えられると結論づけた。【江沢雄志】 弘前さくらまつりの感染への影響については、県感染症対策コーディネーターの萱場広之医師、大西基喜医師、加來浩器医師の3氏が分析。祭り期間中、弘前市周辺に県内外からの人流(人の流れ)が認められることを指摘した。