アメリカのトランプ前大統領が選挙集会の演説中に銃撃された事件をめぐり、アメリカ政府は、警備や警護を担当したシークレットサービスのトップのチートル長官が辞任したと明らかにし、バイデン大統領は速やかに後任を任命する考えを示しました。 アメリカのトランプ前大統領が今月13日に選挙集会の演説中に銃撃された事件では、容疑者の男が会場近くの建物の屋根の上から発砲したことがわかっていて、警備態勢に批判の声が上がっています。 こうした中、アメリカ政府は23日、シークレットサービスのトップのチートル長官が辞任したと明らかにしました。 チートル長官は議会下院の委員会で22日、開かれた公聴会で「トランプ氏に対する暗殺未遂は、シークレットサービスにおいてこの数十年でもっとも重大な失敗だ」と述べて、責任を認め、複数の議員が辞任を求めていました。 バイデン大統領は声明を発表し、「このような事件は二度と起きてはならない