「TELESAR V」は、慶應義塾大学 舘教授のグループが研究しているテレイグジスタンスロボットシステムです。テレイグジスタンスとは、舘教授が1980年代に提唱した概念で、遠隔地に配置したロボットを自分の分身として利用することで、人間を時空の制約から開放しようとする技術です。"この分身ロボットを使うと何ができるかというと、普段我々が見ているものがそのまま、遠隔地でも普段見えているように見えるようになります。お医者さんだったら例えば、患者さんの様子を診るために、手を伸ばして様子を観察する必要が出てきます。その時に自分の手と同じように動かせる手を持っている。そして自分が聴けるように周りの音を聴くことができる。まず、そういったことができるようにはなっているのですが、今回、TELESAR Vの特徴として、指先に触った感覚を伝えられるセンサーと、操作する人に、その触った感覚を返す装置を付けています。
和歌山大学の研究グループは、ビデオチャットで、相手との距離感を縮めるためのシステムを研究しています。このシステムは、ディスプレイとユーザを繋ぐインタフェースとして、ドア型のタンジブルインタフェースを用います。ディスプレイの前で、ドアを掲げて開くことで、相手の空間と繋がっているような表示を行うことができます。"元々、本物のオブジェクトを使って、何かを操作するという研究をしていたのですが、こういうフレームを使ったら何か、外と内側が切り取られるというような感じがあるのではないかと考えついたのが発想で、それでこういう風にフレームの中と外を分けて、遠隔地とこちら側を繋ぐようなシステムを作ってみようと思いました。""ピンク色のドアなのですが、この色を認識していまして、その隅を撮って、そのフレームとその内側を、相手側の映像にマッピングするという形をとっています。"" 普通のビデオチャットと比べたら、同じ
北陸先端科学技術大学院大学の研究グループは、物を食べる時の噛む動作である「咀嚼」をコミュニケーションに応用する研究の中で、ポッキーゲームを一人で体験するシステムを試作しました。"ポッキーゲームというのは、二人でポッキーの両端から食べ進めていって、チュッとやるゲームなんですが、相手がいないとできません。その相手というのが自分の理想の相手とできたらいいんじゃないかと思いまして、今回はキャラクターであるとか有名人のポスターを使って実際にポッキーゲームで咀嚼コミュニケーションを図ろうということでこのシステムを作りました。""システムの方で、ポッキーを後ろで齧ってくれるんですが、その咀嚼の音や振動をユーザーに伝えてくれます。もう1つ、ユーザーが噛み進めていく際、システムの方も顔が前進してきて、最終的にグミでできた唇にチュッとやることで、ゲームが終了です。""今回は、ポキッという部分をサーボモータを使
東北大学の齊藤英治教授では、日本原子力研究開発機構とドイツ・カイザースラウテルン工科大学と共同で、音波から、電子のスピン角運動量であるスピン流と呼ばれる磁気の流れをつくり出すことに成功しました。 今回の実験では、磁性体と金属をつけた薄膜素子の界面に音波を直接注入しながら、電極に発生する電気信号の精密測定を行いました。"こちらが今回の実験で使った素子の模式図になります。音波を発生するための圧電素子と呼ばれる素子にスピン流を生成するための磁性体、それにスピン流を検出するための金属の三層構造から成ります。音波を発生することによって磁性体から金属薄膜にスピン流が注入され、それは金属中の逆スピンホール効果という現象を用いることで電圧に変換する事ができます。本研究では、電圧を測定する事によってスピン流の検出を行いました。"今回明らかになった手法は、金属・絶縁体・磁性体・非磁性体などの性質を問わずあらゆ
タカラトミーは、東京おもちゃショー2011において、7月中旬発売予定の「スーパーコントロールベイブレード」を出展しました。"通常のベイブレードだと、シュートした後は、バトルの様子をただ見守るしかなかったんですが、こちらは、シュートした後でも、加速したり、止まったり、逆回転したりと自分でコントロールすることができるベイブレードです。""コントローラーから赤外線が出ていて、コマの中に赤外線の受光ユニットがあります。コマが信号を受けて、その信号によって、軸先に直結したモーターが正回転したり、逆回転したりといったコントロールができます。""アニメのベイブレードが大好きなで、アニメのように思い通りにベイブレードを動かしたいという子供たちに手に取って、その動きを再現して楽しんでもらいたいと思っています。日本のみならず、海外でも発売できるように考えています。"関連リンク : - YouTube - 東京
タッチパネルでクリック感を再現する新感覚スマートフォン Filmed on May 25, 2011 at ワイヤレスジャパン2011 KDDIは、ワイヤレスジャパン2011において、タッチパネルにクリック感を再現するスマートフォンの試作機を出展しました。"今までは、タッチパネルのガラスを触るだけの感触で、ボタンを選択したのかというのが分かりづらく、なんとなく不安感があったんですが、今回の新感覚スマートフォンは、タッチパネルでボタンのカチッというクリック感が再現できています。文字入力などの際に指に刺激が返って来るので、非常に安心感のある操作が実現できています。"このクリック感を再現する機能は、振動機能と圧力センサー機能を兼ね備えた京セラのHapticタッチパネルにより実現されています。文字入力操作では、これまでの視覚的なフィードバックに加え、触感で押した動作が分かるため、これまでより、より
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