宋文洲さんと言えば、中国から北海道大学に国費留学。その後、ソフトブレーンという会社を立ち上げ、上場まで導いたという異色の経営者です。直接お会いしたことはありませんが、ツイッターでは何回かコミュニケーションさせていただいたことがあります。物事の本質をズバリと言い当てる。そんな方ではないかと勝手に思い込んでいます。 その宋さんが書いた最新刊『「きれいごと」を言い合っても世の中は変わらない』を読みました。語り口は軽快ですが、読めば読むほど、考え込んでしまう、今までに読んだことのない感覚の本でした。 宋さんが、日本の政治家や経営者から話を聞きたいと引っ張りだこの理由は、この本を読むと良くわかります。 日本人が持っているモノの見方、考え方とは違った視点を提供してくれるのです。かといって、完全な外国人の視点でもない。そこに、他の人には無い独自のモノの見方が存在します。それが、他の人には提供できない宋さ