「IPv6 Summit 2006」が21日、秋葉原コンベンションホールで開催された。この中で「IPv4アドレス枯渇を乗り越えるために」と題したパネルディスカッションが行なわれ、キャリアやISPが現状のIPv6への対応状況や課題を語った。 ● 数年後には、IPv6アドレスしかもらえないユーザーも現われる パネルディスカッションのチェアを務めた日本ネットワークインフォメーションセンター(JPNIC)理事の前村昌紀氏はまず、IPv4アドレスが枯渇するとの指摘がこれまで何度も繰り返されてきたが、実際にはまだ残っている状況に対して「無くなる、無くなると言われても、ぜんぜん無くならないじゃないか!」と指摘されていることを受け、「本当に無くなるのかということを、ここで言おう」と述べ、IPv4アドレスの状況を紹介した。 前村氏によると、クラスA(/8)単位のブロックで見た場合、2005年の時点で年間10