ただし、動画の場合は「動きの多い映像素材か」「動きの少ない映像素材か」によって同じビットレートでもエンコード時の画質の違いが生じます。そのため映像素材にあわせて、ビットレートだけでなく、この後解説するフレームレートやキーフレーム等の設定を総合的に判断しエンコードを行う必要があります。高精彩さを決めるひとつの要素として「解像度と適正ビットレートの関係がある」とご理解いただければと思います。 ポイント2:動き重視ならフレームレートを上げ、画質重視ならフレームレートを下げる テレビは29.97fps、映画は24fpsとフレームレート(フレーム数)の規格が決められているのに対し、インターネット動画のエンコードではフレームレートを自由に設定できます。映像とはパラパラ漫画のように連続する画像(フレーム)の集まりです。1秒あたりのフレーム数が多ければ多いほど、より動きを滑らかに表現することができます。