データセンターやクラウドといったIT分野に身を置いているのであれば、コンテナという一般名称と、「Docker」というその具体的な製品名称を1年以上にわたって各所で見聞きしてきているはずだ。その話題性は、6月にリリースされたDockerのバージョン1.0でさらに高まっている。 こういった話題性の高まりは、企業が驚くべきペースでDockerを導入しているせいもある。筆者は7月に開催されたオープンソースカンファレンス「OSCON」に参加して、自社のサーバアプリを仮想マシン(VM)からコンテナに載せ替えている企業が数多くあるのを実感した。実際、Dockerのサービスおよびサポート担当バイスプレジデントのJames Turnbull氏は、同カンファレンスの場で筆者に対して、Dockerを試験的に導入していた最大手の銀行のうち3行が本番環境に移行したと語った。どのような技術であっても、バージョン1.0
![「Docker」--その正体、そして人気の理由とは?](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/31e1e027fe1c1c5f5c661f7bbe1be0596b7adf99/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fjapan.zdnet.com%2Fstorage%2F2014%2F07%2F24%2Fb05152d81ab5e0624df399e0647b7d22%2Fdocker_184x138.png)