2022年5月16日のブックマーク (1件)

  • 持たざる者が持てる者の存在を知った時に感じる劣等感は絶対消えない|akiko_saito

    クソみたいな田舎で生まれた。宮城県の人口3万人ちょっとしかいない市で、最寄りの信号まで車で15分かかる。周りは一面のクソミドリ、隣の家は遥か彼方にあり、妹は高橋幸宏に憧れてドラムセットを買って叩きまくっても苦情など来ずカラスの鳴き声だけが聞こえるような辺鄙な場所だ。 一番近い都会は仙台で、電車で40分くらいかかる。電車はボックス席で、前にいる人と足が当たる。風に弱く、強風が吹くとすぐ止まる。車窓からはひたすら続く田んぼと、その向こうに太平洋が見える。 父は県職員で、母はモンテッソーリ教育をしている幼稚園教諭だ。「この土地でホワイトカラーの家は珍しい」と後に会った人は言った。 家には山のようにがあった。昔はやたらと全集や図鑑が流行っており、親がやたらとそういうのを買うのが好きで、百科事典とか辞書とか日文学全集とか思想書全集とかクラシック全集とか西洋美術画集とか福音館の絵100冊セットと

    持たざる者が持てる者の存在を知った時に感じる劣等感は絶対消えない|akiko_saito
    threetea0407
    threetea0407 2022/05/16
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