正社員採用、高水準ながら前年度を下回る ~ 生産性向上につながる人材育成、短期は「OJT」が突出 ~ はじめに 人手不足が深刻化するなか、2018年の有効求人倍率は1.61倍と、1973年以来45年ぶりの高水準となった。また、新規学卒者の就職内定率は2018年12月時点で87.9%(大卒)と8年連続で上昇し、1996年に調査を開始して以来、最高となっている。さらに、政府・企業をはじめとして「働き方改革」が進められるなかで、生産性と人材育成の関連に対する注目が高まっている。 そこで、帝国データバンクは、2019年度の雇用動向に関する企業の意識について調査を実施した。本調査は、TDB景気動向調査2019年2月調査とともに行った。 ■調査期間は2019年2月15日~28日、調査対象は全国2万3031社、千葉県内605社、有効回答企業数は全国9701社(回答率42.1%)、千葉県内243社(同40