切手換金の悪用防止=29日から高額払い戻し中止−日本郵便 切手換金の悪用防止=29日から高額払い戻し中止−日本郵便 日本郵政グループの郵便事業会社(日本郵便)は28日、正規料金を超える金額の切手を郵便物に貼った場合、現金で差額の払い戻しを受けられる制度の悪用を防ぐため、29日から約款を変更すると発表した。最初から換金目的で大量の切手を貼り、郵便局窓口に持ち込む例が増えているためだ。 従来の約款では、1万円分の切手を正規料金が120円の郵便物に貼れば、差額の9880円が差出人に返還される。金券ショップなどで値引き販売されている切手を購入して利益を出す行為が目立ち始めている。昨年4〜12月には計254件の返還請求があり、1件当たり平均4万2055円が支払われた。 同社は従来、切手が「お金」のように扱われるのを防ぐため、現金での買い戻しには応じていない。29日からは、差額が1000円以上の場