Published 2020/11/10 06:30 (JST) Updated 2020/11/10 12:47 (JST) 作文を通して自分の経験を伝え、入院中や闘病中でつらい思いをしている子の希望になりたい―。沖縄尚学高校3年の片山祈実香(きみか)さん(17)は急性リンパ性白血病と闘った経験があり、自らの経験をエッセーに込めた。片山さんの作品は第21回検査がくれたもの(日本衛生検査所協会主催)と、第21回愛恵エッセイ(愛恵福祉支援財団主催)学生の部で最優秀賞に輝くなど高く評価された。 片山さんは中学2年生の2016年12月、急性リンパ性白血病と診断された。入院生活や外来治療を続け、症状やがん細胞の検出などがなくなる「完全寛解」が目前となった。19年4月には、入院時に服用したステロイド剤の副作用で、骨壊死(えし)と診断された。全身に症状が出る多発性骨壊死となり、車いす生活を送ることにな
