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チベット仏教の最高指導者、ダライ・ラマ14世(72)は、訪日中に産経新聞と会見、現在の中国チベット自治区や周辺のチベット族居住区の情勢について、「ここ数年で最も緊迫している」と懸念を表明した。ダライ・ラマのチベット帰還を願う民衆や10月中旬のダライ・ラマの米議会名誉黄金章受章を祝うチベット仏教僧侶に対し、中国当局が武装警察部隊を出動させ、多数の住民、僧侶を投獄するなど、弾圧を強めているのだという。ダライ・ラマは自身の政治的活動からの引退や、存命中の後継者決定などにも言及、チベット仏教の伝統的な転生(生まれ変わり)制度にこだわらない考えも示した。一問一答は次の通り。 −−あなたは今年5月に米大学で講演、「ここ数年以内に完全に引退したい。今はすでに半分は引退している」と述べている。あなたはチベット社会で最も影響力ある人物であり、完全引退は難しいと思うが、数年以内にどのようにして引退するつもりか
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