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  • 児玉真美『安楽死が合法の国で起こっていること』(ちくま新書) : 山下ゆの新書ランキング Blogスタイル第2期

    12月21 児玉真美『安楽死が合法の国で起こっていること』(ちくま新書) カテゴリ:社会8点 相模原障害者施設殺傷事件、京都ALS嘱託殺人事件、そして映画『PLAN 75』など、日でもたびたび安楽死が話題になることがあります。 安楽死については当然ながら賛成派と反対派がいますが、賛成派の1つの論拠としてあるのは「海外ではすでに行われている」ということでしょう。 著者は以前からこの安楽死問題について情報を発信してきた人物ですが、著者が情報発信を始めた2007年頃において、安楽死が合法化されていたのは、米オレゴン州、ベルギー、オランダの3か所、それとスイスが自殺幇助を認めていました。 それが、ルクセンブルク、コロンビア、カナダ、ニュージーランド、オーストラリア(一部を除く)、スペイン、ポルトガルに広がり、米国でもさまざまな州に広がっています。 では、そういった国で実際に何が起こっているのか?

    tick2tack
    tick2tack 2024/01/06
    安楽死に関する書籍。色んな視点が会って面白い。/ 法が守られない、「自己決定」という前提が不確かに、乳児の安楽死、社会保障費削減目的、臓器提供、医療側が一方的に決定、重度障害者の軽視、
  • 田中研之輔『ルポ 不法移民』(岩波新書) 7点 : 山下ゆの新書ランキング Blogスタイル第2期

    12月10 田中研之輔『ルポ 不法移民』(岩波新書) 7点 カテゴリ:社会7点 「不法移民にはもううんざりだ!」というのが2016年のアメリカ大統領選挙でトランプを当選させた一つの要因と考えられていますが、実際のところ、不法移民たちはアメリカでどのような仕事をし、どのような生活をしているのかというと、日に住むわれわれにとってはわからない面が多いと思います。 書の特徴は、そんな不法移民の暮らしを社会学者でもある著者が、実際に不法移民たちとともに仕事をし、ともに行動することで明らかにしようとしたところです。 方法論的にはいわゆるエスノグラフィーの手法が取られており、不法移民の中に入り込むことによって、外側からはなかなか見えない彼らの持つ価値観やルールを取り出しています。 テーマ的には今年2月に同じ岩波新書から出た金成隆一『ルポ トランプ王国』と対になるものと言えるかもしれませんし、マクロ的

    tick2tack
    tick2tack 2017/12/11
    斡旋者は責任を取らないのでいくらでも吹聴できるよな。“日雇いの不安定な仕事では決まった額の仕送りはできず、だんだん母国の家族と疎遠になっていくケースが多い”"母国に帰るようなことはない。それだけはない"
  • ブレイディみかこ『労働者階級の反乱』(光文社新書) 7点 : 山下ゆの新書ランキング Blogスタイル第2期

    11月6 ブレイディみかこ『労働者階級の反乱』(光文社新書) 7点 カテゴリ:社会7点 副題は「地べたから見たイギリスEU離脱」。イギリス人と結婚し、イギリスのブライトンに住みながら、保育士兼ライターとして活躍する著者がイギリスのEU離脱とその背景をリポート、分析した。 著者に関してはネットの記事などでご存じの方も多いでしょうが、このでもイギリスの労働者階級の只中で暮らしながら、彼らがどのような考えをもってEU離脱に賛成したのかということを的確に伝えています。 後半の第III部に関しては、著者がなどを読んで勉強したことがまとめてある感じでやや面白さは落ちるのですが、前半は金成隆一『ルポ トランプ王国』(岩波新書)に通じる面白さがありますね。 目次は以下の通り。 第I部 地べたから見たブレグジットの「その後」 (1)ブレグジットとトランプ現象は当に似ていたのか (2)いま人々は、国民

    tick2tack
    tick2tack 2017/11/15
    いじめっ子のロジックなどの参考に。/ 移民も英国人もいろいろと言いつつ、組合に入らない問題は移民にだけ適用してる。こういう思考興味深いな。
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