#224では、業界側と警察庁とで「健全化」の定義が乖離している感があきらかになってきつつあるとした。正確に言えば「業界の中でも相次ぐ警察庁担当官からの指導等によって、警察庁の考える『ぱちんこ業界健全化』に取り組もうという勢力もある一方で、それらの取組みがまだ重要視されていない(またはあからさまな反発を持つ)という状況」となる。 これを僕なりに「健全化ギャップ」と名付けた。このギャップがなくなることがもちろん好ましいことではあるが、それを決めるのはこれからの業界側の動きということになる。 さて、「警察庁の考える業界健全化とは何か?」これは警察庁生活環境課鶴代課長補佐の論文によって明らかにされている。 立花書房が発行する「警察学論集第59巻第4号(警察大学校編集)」は、「風俗営業の規制の現状と課題」についての特集だ。同誌は現役警察官僚による指導論文が掲載されることもあって、どちらかといえば各警
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