羽衣ねぶた祭を引っ張る堀内芳文さん(右)と香川能教さんの2人は「365日、ねぶたのことを考えている」と話す=立川市羽衣町 青森の夏の風物詩「ねぶた」が17日から3日間、東京都立川市羽衣町の東立川商店街通りにも現れる。今年で14回目を迎える「羽衣ねぶた祭」だ。衰退する商店街を元気づけようと青森から輸入したイベントで、今や10万人超の観光客を呼び込むまでに成長した。住民たちの結束を強める役割も果たしている。 15日午前、同市羽衣町の公園で、武者絵が描かれた高さ4メートル、幅4メートルのねぶたを囲み、十数人の男がハシゴに登って作業をしていた。雨にぬれても破れないよう防水加工をしたり、夜空に映えるよう発電機を取り付けたり。 現場を仕切る「羽衣ねぶた会」の堀内芳文会長(64)は汗をぬぐって笑う。「たかだか3日間のためだけど、手がかかるのよ。まあ、こういう準備が楽しいんだけどさ」 続きを読むこの