本当に悩んだときの「相談」相手 堀内浩二 2007/2/28 こんにちは、堀内浩二です。今回は「相談」について書いてみたいと思います。 相談といっても、ここで考えたいのは、知識を教えてもらうたぐいの相談ではありません。できるだけ情報を集め、自分なりに分析して、それでもなお迷うような決断。どちらを選んでも、客観的には差がない(あるいは分からない)ような選択。当研究室のテーマである「自分戦略」に関していえば、転職するかしないか、するならばA社かB社か、といった決断を典型例として挙げることができます。そういった局面での相談を、誰にどのようにすることができるでしょうか。 よく「人は、自分で発見したことにしか納得しない」といいます。個人の意志決定を研究していて、また講師として学びの現場に立ち会っていて、これは確かな原則だと感じています。そこで、自分の進むべき道をどうやって自分に発見させるかという観点