シャープと東芝が共同出資していたPCメーカー・Dynabookが、シャープの100%子会社になった。東芝が保有していたDynabook株(発行済み株式の19.9%)を、8月4日までにシャープに譲渡した。 東芝は2018年、PC事業を担っていた子会社「東芝クライアントソリューション」の株式の80.1%をシャープに売却。東芝クライアントソリューションは同年、Dynabookに社名変更した。 シャープは今年6月30日、東芝にコールオプション(株式を買う権利)の行使を通知。東芝が保有する残りの全株式を譲渡する手続きを進め、8月4日までに手続きが完了した。 関連記事 「Dynabook株式会社」誕生 シャープ傘下の東芝クライアントソリューションが社名変更 「dynabook」ブランドでPC事業を展開するシャープ子会社・東芝クライアントソリューションは12月3日、来年1月1日付で社名を「Dynaboo
シャープの戴正呉(たいせいご)社長は14日、朝日新聞のインタビューに答え、2018年にも液晶テレビの国内生産から撤退する方針を明らかにした。三重県亀山市の亀山工場でつくったテレビは「世界の亀山ブランド」として一時代を築いたが、近年は採算が悪化していた。「アクオス」ブランドのテレビ生産は親会社の鴻海(ホンハイ)精密工業(台湾)に任せる。 シャープの国内テレビ工場は現在、亀山と栃木県矢板市にある。年間の生産台数は非公表だが、計数十万台とみられる。04~12年には「世界の亀山ブランド」と銘打ち、ライバルメーカーが海外にテレビの生産拠点を移すなか、高品質の国産テレビを売りにしてきた。 だが最近は生産設備の老朽化が進み、中国など海外工場に比べて効率的に生産できなくなっていた。戴社長は「国内では無理。海外生産しないと、シャープの液晶テレビが売れなくなってしまう」と話した。国内は開発や試作、アフターサー
15日に日付が回ったころ「シャープ、液晶TV国内生産撤退へ『世界の亀山』に幕」との記事が朝日新聞から出た。しかし、シャープは報道を否定。亀山工場では、大型液晶テレビの生産を、栃木工場では、最先端の8K テレビの開発を行うと説明した。 一連の報道では、シャープの戴社長が、「国内の大量生産では採算が合わない。海外に移管せざるを得ない」などと述べ、テレビの生産をホンハイに委託する考えであると紹介。亀山工場では、スマホなどに使われる中小型の液晶パネルの生産に集中するとの内容が書かれていた。 この件に関してシャープの広報は報道を否定し、「当社の国内液晶テレビ生産に関する一部報道について」と書かれたペーパーをもとに、同社の方針を説明した。内容は以下の通り。 3 月 13 日(月)の社長懇談会にて、「新生シャープの方向性」における「生産」について、戴社長から競争力を高めていくための方針説明があった。方針
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く