稲垣えみ子(いながき・えみこ)/1965年生まれ。元朝日新聞記者。著書に『寂しい生活』『魂の退社』(いずれも東洋経済新報社)など。『もうレシピ本はいらない 人生を救う最強の食卓』(マガジンハウス)も刊行この記事の写真をすべて見る 近所の公園のベンチで風に吹かれて原稿を書くのもゼータクなひととき。サヤサヤという音付き(写真:本人提供) 元朝日新聞記者でアフロヘア-がトレードマークの稲垣えみ子さんが「AERA」で連載する「アフロ画報」をお届けします。50歳を過ぎ、思い切って早期退職。新たな生活へと飛び出した日々に起こる出来事から、人とのふれあい、思い出などをつづります。 【公園のベンチで風に吹かれて原稿を書くのもゼータクなひととき】 * * * 猛暑の楽しみの一つが、夕方、1合の燗酒をちびちび飲みながらチャブ台に向かって一人夕食をとり、ほろ酔いとなったところでそのまま床にゴロリと横になるこ
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