昨年、スーパーコンピューター(以下:スパコン)を開発する技術者界隈で大きな衝撃が走った。 先進国が国をあげて開発するスパコンの性能の高さを競う世界大会。国内では富士通やNEC、海外ではインテルやIBMなど大手企業が多額の予算と時間をかけて開発している。 そんな世界大会で昨年、たった20名前後のベンチャー企業が開発したスパコンが世界ランキングの1~3位を総なめにし、話題となった。 なんでも次世代の「エクサ」という単位のスパコンがやばいらしい。 テラ、ペタ、エクサ、「エクサ」とは何者なのか スパコンの開発者であり、近い将来「エクサ」が私たちの生活に大きな変化を与えると示唆するPEZY Computing 社長 齊藤元章氏をご存知だろうか。 あまりの面白さに『CATALYST』史上初の全10回連載を予定することにした。 初回は「エクサ」の規模と可能性について『CATALYST』監修役の渡辺が核心