打撃投手は日々の練習で、フリー打撃などの際に投手役を務めるのが役目。主に現役を引退した元選手が担当していることが多いですね。 身体的にも大変な仕事で、毎日150~200球も投げ続けなければなりません。打者の要求するコースに 投げるだけのコントロールももちろん必要です。現役時代はいかに打たれないようにするかということに集中して 投げるのに、今度はどうやって打ってもらうかと逆のことを考えるのは、相当な重なのだそうです。 精神的な原因などで投げるのが苦痛になってしまった打撃投手もいました。それを隠しながら必死で投げ続けて いたそうです。そんな時、手伝いで外野の守備につき、打球を追っていたらフェンスにぶつかって腕か手の骨を 折ってしまった。生活に関わる一大事ですが、その打撃投手は「もう投げなくていいんだって、ほっとした」と思ったそうです。いろんなことを考えさせられる一言でした。 打撃投手も大変やね