学生や市民の抗議活動が続く香港では、学生団体が、香港政府トップの行政長官が辞任しなければ活動をさらに拡大させると警告するなか、香港政府の建物の周辺に学生らが集まって座り込むような動きも見られ、対立が深まる懸念も出ています。 香港では、行政長官選挙の改革で市民の直接選挙を導入する一方、中国の体制に批判的な民主派が事実上、立候補できなくなったことに抗議するデモが続いています。 中国の建国記念日で祝日だった1日夜は、学生だけでなく幅広い世代の市民など、最大規模とみられる数万人が中心部の幹線道路を占拠しましたが、朝までには多くの人が自宅などにいったん戻り、座り込みを続ける市民らを警察が排除する動きも今のところ見られません。 しかし、抗議活動の中心的な役割を担っている学生団体の幹部は1日、香港政府のトップ、梁振英行政長官が2日夜までに辞任しなければ新たに政府施設を包囲するなどと警告し、2日、数十人の