気になる記事をスクラップできます。保存した記事は、マイページでスマホ、タブレットからでもご確認頂けます。※会員限定 無料会員登録 詳細 | ログイン 安倍改造内閣は、党3役を含めると、町村信孝外相、伊吹文明文科相、高村正彦防衛相、麻生太郎幹事長、二階俊博総務会長と、ずらり各派閥のトップを配置し、さらに津島派からは額賀福志郎財務相、山崎派から甘利明経産相を起用するなど、派閥均衡の「総花内閣」だ。自由民主党の派閥を「政策集団」とすれば、派閥均衡ということは、政策均衡にほかならない。 成長重視の改革派を下ろし、増税重視派を起用 さらに、小泉政権末期に見られた成長重視か増税重視かの論争で、安倍内閣では中川秀直幹事長をはじめとする成長重視派を重用し、安倍総理自身も同じ路線を明確に取っていたのにもかかわらず、改造内閣では増税重視派の急先鋒であった与謝野馨氏を官房長官に起用している。この顔ぶれでは、政策