香港のビクトリア・ハーバーで、子どもを抱いて夕日を見る女性(2017年9月17日撮影、資料写真)。(c)DALE DE LA REY / AFP 【6月8日 AFP】中国国内のソーシャルメディアには、本土で禁じられている出生前診断で性別を判定するため、香港に妊婦の血液サンプルを密輸している仲介業者の広告が堂々と投稿されている。組織化されたこうしたビジネスが繁盛している背景には、本土では、子どもの数を制限してきた長年の政策と伝統的に男子を望む傾向から、性別を選択する違法な人工妊娠中絶の需要が非常に高いことが挙げられる。 中国当局は2015年、こうしたビジネスの取り締まりを宣言した。しかし、政府がインターネットのコンテンツを検閲することはよく知られているにもかかわらず、中国版ツイッター(Twitter)「微博(ウェイボー、Weibo)」には、血液サンプルの密輸を行う代理店の広告が躍っている。