逝去1年前から極秘準備=昭和天皇「大喪の礼」-石原元副長官 石原信雄元官房副長官=2016年12月14日、東京都中央区 昭和天皇が亡くなられる1年ほど前から、病状の悪化を懸念した首相官邸が国の儀式として営まれた「大喪の礼」の準備に極秘に動いていたことが17日、明らかになった。当時の内閣官房副長官だった石原信雄氏(91)が回想録の中で明らかにした。天皇存命中のこうした準備は厳重なかん口令が敷かれ、準備の費用も一時大手ゼネコンが立て替える特別な措置が取られた。 このほど出版された回想録「一官僚の矜持(きょうじ)と苦節」(ぎょうせい)によると、副長官就任後に昭和天皇の容体を知った石原氏は、大喪の礼の主会場となる葬場殿建設を極秘裏に進めることを決意。節のない均一の太さの希少なヒノキ20~30本が必要で、その調達から乾燥、着工までに時間がかかるため、亡くなってから造り始めるのでは遅いとの判断からだっ
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