一部メーカーにとどまっている家電の遠隔操作技術を共通化できれば、企業の開発負担が軽減されるほか、消費者もメーカーの区別なく幅広い種類の家電について操作が可能になる。2012年度の実現を目指す。 通信技術を活用した家電の操作は、消し忘れなどを防ぎ、省エネや事故防止に役立つと期待され、すでに一部のメーカーで導入されている。例えば、パナソニックはカーナビゲーションシステムを通じて家庭のDVDレコーダーを操作し、テレビ番組を録画するサービスを始めた。 総務省は09年度から開始する実証実験などを通じ、ブロードバンド(高速大容量通信)で結ばれた家電が動いているかどうかを携帯電話で確認、操作できる技術を確立したい意向だ。