生ハムって何のどこを食べている?という話がありました。 実は、生ハムは「豚足」。 普通のハムと違って、作るときに加熱しないから生ハム。 でも、生肉は時間がたつと腐っていくものだけど、生ハムは生なのになぜ腐らないのか? それは、「塩の力」。 生ハムの作り方は? 毛を抜いて血抜きした豚の足を大量の塩に漬け込む。 原木1本につき、なんと10kgもの塩を使う。 その状態で10日間保存。 この塩漬けこそ、生ハムが腐らない秘密。 塩は素材の持つ水分を外に出す働きをする。 肉を腐らせる細菌は水分なしで生きられない。 そして、次に、塩を洗い出す。 でも、この段階では、まだおいしくない。 うまみを出すためには十分に熟成させる必要がある。 じっくりと、半年から2年 熟成させれば、おいしい生ハムの完成。 ちなみに、ミイラも死体を塩に漬け込むから、何千年たっても腐らない。