【北京=東慶一郎】香港英字紙「サウスチャイナ・モーニングポスト」(電子版)は3日、中国軍に近い関係筋の話として、中国初の国産空母が今月中に渤海で最初の試験航海を行うと報じた。 海軍創設69年の記念日に当たる23日の直前になる可能性が高いといい、習近平(シージンピン)政権の「強軍思想」を内外に示す狙いがあるとみられる。 別の関係筋は同紙に、試験航海では、動力やレーダー、通信システムなど基本機能をテストするとの見通しを示した。 この空母は、ウクライナから購入した船体を改造した空母「遼寧」に続く、中国軍2隻目。昨年4月、大連の造船所で進水式を行い、正式配備に向けて装備の取り付けが進められていた。