千葉県松戸市の教育委員会が、市内の小中学校で行われている組み体操について実態を調査したところ、学校側が安全対策を取ったと回答しているにもかかわらず事故が相次いでいたことが分かり、教育委員会は今後も行う場合には安全対策に万全を期すよう求めていくことになりました。 その結果、80%以上の小中学校が組み体操を行い、そのすべてが「周りに教員がついて支えている」、「安全を確保できる高さで実施する」などと何らかの安全対策を取ったと回答しました。 その一方で、小学校の32%、中学校では67%でけが人が出たことも分かり、市教育委員会は学校側の安全対策が不十分だった可能性があるとしています。 こうした調査を行うのは首都圏の自治体では珍しいということで、松戸市教育委員会は各学校に対し、今後も組み体操を行う場合には安全対策に万全を期すよう求めていくことになりました。