文部科学省が2016年4月内に新設する、人工知能(AI)研究拠点のセンター長人事が固まった。41歳の杉山将・東京大学教授が就任する。日経ビッグデータの取材で明らかになった。杉山氏は、経済産業省、総務省がそれぞれ所管するAI分野の研究センター長と比べ、30歳近くも若い。若手を抜擢して10年後を見据えた研究を目指す。文部科学省が所管する理化学研究所に4月に新設する、国内最大級の人工知能(AI)研究
GoogleやFacebookが人工知能分野の先進的な企業買収を進める以前、同様の技術をビジネスに発展させるべく動いていたスタートアップが日本にあった。 ディープラーニング(深層学習)技術の先駆者であるジェフリー・ヒントンのベンチャーをGoogleが買収したのは2013年3月。さかのぼること6カ月前、創業当初から画像処理技術やディープラーニングの研究開発・商用利用に取り組み始めていたのがABEJA(アベジャ)だ。 「投資関係者からは、IoT(Internet of Things)、人工知能、ビッグデータなどを網羅的にやっているベンチャーはうちだけだと評価していただいている。(ビッグデータ分析は)ウェブだけでなく、最終的には(リアルの)Thingsにもつながらないといけない」と語るのはABEJAの岡田陽介代表取締役CEO。 2012年9月創業で現在4期目の同社主要事業は、人工知能のアプローチ
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