米国の宇宙開発企業スペースXは4月8日(現地時間)、国際宇宙ステーション(ISS)へ物資を補給する「ドラゴン」補給船運用8号機(CRS-8)を載せた「ファルコン9」ロケットの打ち上げに成功した。またファルコン9の第1段機体は、大西洋上に浮かべられた無人船「もちろんいまもきみを愛している」号への着地にも成功。同社が進めるロケットの再使用の実現に向けた大きな一歩となった。 ロケットは日本時間4月9日5時43分、米国フロリダ州にあるケイプ・カナヴェラル空軍ステーションの第40発射台を離昇した。ロケットは順調に飛行し、約2分34秒後に第1段と第2段が分離された。 第1段機体はその後、水平速度を落とすための「ブーストバック噴射」、大気圏再突入時の速度を抑えるための「再突入噴射」を経て、飛行経路の下にある大西洋上に浮かべられた無人船「もちろんいまもきみを愛している」号の真上まで降下し、エンジンを噴射し
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